(『音楽用語事典』リットーミュージック発行から抜粋
2010年6月2日にノートにとって勉強した)
🔵C&W(カントリー・アンド・ウエスタン)
アメリカに移住したヨーロッパ人が、故国の民謡を元にして、アメリカで生み出した音楽の総称。
東部アパラチア地方で盛んだったマウンテン・ミュージックや、西部で盛んだったカウボーイ・ソングの他にも、ヒルビリー、ブルーグラス、ウエスタン・ヨーデルなどが含まれる。
🔵ウエスタン・ミュージック
1930年代に米国西部で発生した白人音楽。
歌詞は西部に生きるカウボーイ魂の賛美が大半を占め、演奏者もカウボーイ・ファッションが一般的。
楽器演奏では、テキサス・スタイルのフィドル奏法、ハワイアン・スティール・ギター奏法の影響が見られる。
歌唱ではヨーデルの影響が見られる。
🔵ブルーグラス
1940年代末に発生した、初期のカントリー・ミュージック。
ハイトーンのボーカルと、フィドル、ギター、マンドリン、ベース、5弦バンジョーという編成が多い。
バンジョーやギターにリードをとらせた点に特徴がある。
🔵ヒルビリー
南部の僻地に住む田舎者の意。
転じて初期のカントリーミュージックを指す。
🔵ナッシュビル・サウンド
ナッシュビルはカントリーが最も盛んな土地で、そこで生まれた本場のカントリー、およびその地のスタジオ・ミュージシャンによって演奏/録音されたポップスを指す。
🔵レッドネック・ロック
1970年代半ばに、テキサスを中心にウィリー・ネルソンらが始めた、ロック的感覚のカントリーのこと。
農作業に従事する南部の農夫が、日焼けのため首筋を赤くしていたのが言葉の由来。
(2025年5月18日に作成)