(以下はネットの記事で勉強
2009年3月1日にノートにとった)
調の関係性とは、2つの調がどのような関係にあるかを表すもので、大きくは近親調と遠隔調に分けられる。
ちなみに基となる調は主調という。
主調は、曲の基本となる主要な調のことで、おおむね曲の開始部分の調である。
🔵近親調の種類
近親調とは、主調と直接的な関係にある調を言い、次の6つに分けられる。
①属調
元になる調(主調)の完全5度上(または完全4度下)の調。
V(5)度調とも言う。
元になる調が長調の場合は長調になり、短調の場合は短調になる。
調号は、主調に対し♭が1つ増えるか、#が1つ減る。
②下属調
主調に対し、完全4度上(または完全5度下)の調。
Ⅳ(4)度調とも言う。
元になる調が長調の場合は長調になり、短調の場合は短調になる。
③平行調(並行調とも書く、英語だとrelative key)
元となる調と調号が等しい調。
元が長調の場合は、短3度下(長6度上)の短調(Ⅵ度調)である。
元が短調の場合は、短3度上の長調(Ⅲ度調)である。
④属調平行調
属調の平行調である。
元が長調の場合、長3度上の短調(Ⅲ度調)である。
元が短調の場合、長2度下(短7度上)の長調(Ⅶ度調)である。
調号は#が1つ増えるか、♭が1つ減る。
⑤下属調平行調
下属調の平行調である。
元が長調の場合、長2度上の短調(Ⅱ度調)である。
元が短調の場合、長3度下(短6度上)の長調(Ⅵ度調)である。
調号は属調と一緒。
⑥同主調(パラレル・キー、same・トニック・キーとも言う)
元の調と同じ調で、長調ならば短調、短調ならば長調になる。
🔵遠隔調
上記の近親調にあてはまらない調を、遠隔調という。
クラシック音楽では、古典派以降は遠隔調への転調もよく出てくる。
(2025年5月20日に作成)