福島第一原発の現状
(2012.9.12.)

昨日の毎日新聞に、福島第一原発の記事が久しぶりに出ていました。

興味深い内容なので、抜粋して紹介します。

(毎日新聞2012年9月11日から)

政府と東電は、核燃料を回収して解体を終えるまでに、30~40年かかると見込んでいる。

今年7月に4号機のプールから、核燃料棒2本を取り出した。

4号機プールには、まだ1533本の核燃料棒があり、その内の1331本は線量の高い使用済み核燃料棒だ。

(ちなみに、1号機プールには392本、2号機プールには615本、3号機プールには566の核燃料棒があります!)

1~3号機の格納容器の底には、溶け落ちた核燃料がたまっている。

注水して冷やしているが、2号機の場合、7個ある温度計のうち、6個は故障または信頼性に欠け、1個で温度を監視している。

この1個も故障すれば、「冷温停止状態」を確認する方法は無くなる。

注水の水位の把握も、正確ではない。

東電は3月に、2号機の格納容器の内部を調べた。底から4mが水につかっていると予想していたが、実際の水位は「60cm」だった。
用いていた圧力計が不正確だったのが、原因だった。

(放射線量が高いと、様々な機器の調子がおかしくなり、故障するらしいです)

1号機の水位は、10月上旬に調査する予定。
(まだ調べてないのかい!って感じですね)

1~3号機から屋外へは、現在も1時間当たりで、最大1000万ベクレルの放射性物質が出ているとみられる。

3月に2号機の格納容器に線量計を差し込んだところ、6分浴びれば死ぬ線量だった。

人が作業できないので、こうした区域ではロボットが作業を担う。
しかし高線量下では、故障の恐れがある。

一方で、線量計を携帯せずに勤務するなどの、作業員への被曝管理の不徹底が問題となっている。

作業の障害となっているのが、地下に滞留する汚染水だ。

一部は格納容器から漏れたもので、その他に1日400トンの地下水が流れ込み、総量は増える一方だ。

東電は、山側に井戸を掘り、地下水をくみ上げて流入を抑える工事に入る。

くみ上げた地下水は、海に流す。

(この水はセシウム137の濃度のみの調査予定。
 つまり、他の放射性物質の濃度が高くても、海に流すらしい!)

東電が期待を寄せるのは、除去装置「アルプス」だ。
これは62種の放射性物質を、取りのぞける。

(放射性物質って、こんなに種類があるのですね。
 そのうちのセシウム位しか検査しないで、安全だとか言って
 いる今の状況は、茶番です。)

以上が抜粋内容です。

これを読めば明らかですが、『全然、まだ安全ではない』です!

こんな状態なのに原発を再稼働する政治家や、再稼働を要望する人々は、少々頭が狂っているのではないでしょうか。
私欲による利権保護で頭が一杯だと、人間は頭が狂ってくるようです。

心理学者はぜひ研究対象にしてほしいです。
狂気についての、貴重な研究情報が得られると思います。

政府や東電でも「事故の後始末に30~40年かかる」と言うのですから、実際は50~100年位かかるでしょう。

(たぶん政府や東電は、最短の予想を言っていると思います。
 これから廃炉作業をしていく中で、期間は延びていくでしょう。)

これは原発を解体するだけの事柄であり、核燃料や汚染されたがれきの処分をめぐっては、もっともめるでしょう。

私は、使用済み核燃料や汚染がれきについては、各都道府県に均等に分配するのが、一番公平なのではないかと思います。

福島原発の現状をしっかりと受け止めて、脱原発とクリーンエネルギーにシフトチェンジをしましょう!


日記 2012年6~9月 目次に戻る