サッカーW杯 ビデオ判定と延長戦での交代枠1増が、いいね
(2018.7.7.)

サッカーW杯ロシア大会も、ベスト8が出揃いましたね。

スペイン、ポルトガルなど、強豪国がここまでに敗れ去るという、波乱の多い大会になってます。

ここまでの試合をみると、ブラジルとフランスの出来が良い。
優勝するのはこの2国のどちらかだと見てます。

ウルグアイも良いサッカーをしていて、優勝を狙えるくらいに調子を上げてたんですけどね。スアレスと並ぶエースのカバーニが負傷したので、勝ちぬけるのが厳しくなった。

これを書く直前にフランス対ウルグアイが行われましたが、やはりカバーニは出場できず、ウルグアイは攻撃力がダウンして負けてしまいました。

好きなチームだったので残念です。

さて、本題に入りましょう。

今W杯では、新しいルールが追加されており、それがかなり試合にも影響を及ぼしています。

『ビデオ判定の導入』と『延長戦に入った時にはさらに選手交代を1人できるという交代枠の増設』の2つです。

実はこの2つの新ルール、私が前回のW杯を見終えた後に書いた記事(2014年10月14の日記)で、提案した事なのです。

だから、大会が始まり導入されたのを知った時は、とても嬉しかったです。

だれかが私の記事を読み、提案の素晴らしさに心を動かされ、そこから徐々にFIFAの上層部にまで波及したのでしょう。

次の大会までに実現させるという俊敏な対応には、感動せざるを得なかった。
かなりの人物がいるね、FIFAには。
まあ、会長や副会長は汚職で逮捕されたりしてるから、それより下の実務者レベルに優秀な人がいるのでしょう。

自分の提案した事だったので、上手くいくかに注目したのですが、両方とも予想通りに機能しサッカーを向上させている。

『ビデオ判定』は、他のスポーツではすでに使われていたし、人間の目では見きれない細かい部分まで正確かつ冷静に判定できる。

そもそもサッカーは自由度が高く動きの激しいスポーツだから、審判が全てを見ることは不可能である。
誤審を減らすのに有効だと思っていたが、やはりビデオで確認した結果、判定が覆ることが何度も起きている。

『ビデオ判定』は、提案者の私にいわせると、人間にはミスがある事を素直に認めた上で、審判を助けるためのサポート・システムである。

サッカー界では長らく、「審判は神様である」とか「審判のジャッジは絶対だ」と教えてきた。

だが、審判は人間だから、当然ながら見逃しや判断ミスや疲労による判定力の低下などが生じる。
ひどいのになると、どっちかのチームに好意を持っていて、意識してや無意識にそのチームに肩入れすることすらある。

審判を担う人は、皆が全力で働いているけど、誤審が必ずある。

それを理解して、最新機材でサポート体制を充実させるのが、狙いなのです。

この新ルールの不安点は、ビデオで確認する時間が観客や選手の集中力や情熱を失わせないかという事だったと思う。

だが私の予想通り、数分間にわたって試合が途切れても、正しい判定が下るほうが観客も選手も納得でき、試合への意欲が持続する。

「誤審だったのではないか」と選手や観客が疑いながら試合が進むよりも、きちっと試合を一度とめて正確な判定をしたほうが、その後の展開が気持ちよく運ぶ。

ビデオ判定の導入は成功が明らかだし、これからも続けていって徐々にW杯以外の試合にも採用してほしい。

機材を揃えるのにかなりお金がかかりそうなので、徐々にでいい。

『延長戦に入ったら交代枠を1増する』のも、上手くいってますね。

サッカーにおける大きな問題点は、「延長戦に入るのはいいが、選手の疲労が限度にきており動きが悪くなって、試合がだれてしまう」ことにあった。

新たに1人交代させられることで、疲労がピークにきてる選手をフレッシュな選手と入れ替えられる。
これが試合にもフレッシュさを生むのです。

この新ルールは、試合を面白くするだけでなく、選手の身体を守ることにもなります。

そもそもサッカー選手は基本的に90分をイメージして闘うし、さらに30分も試合をするのはきつい。

W杯は試合間隔が短いのに、決勝トーナメントに入ってから2試合連続で延長戦なんて事もある。あれは選手にとって地獄だと思う。

そんな状況だと、足をつるなんてざらで、怪我をしてしまう者も出てくる。

今までよくあったんですよ、「延長戦に入る直前や、入った直後に、選手の1人が負傷してしまった。だが交代枠はすでに使いきっており、交代させられない。仕方なく負傷した選手が身体を引きずりながらプレーする」という光景が。

私はこの痛々しい姿を何度も見て、延長戦では別に交代枠を1つ設けたほうがいいと思うようになったのです。

『延長戦に入ったら交代枠を1増する』の採用で、観客は安心して試合を見られるようになった。
サッカーはより爽やかに、より人道的に成長したのです。

この新ルールも、これからのスタンダードにして良い。

日本国内の試合でも採用して下さい。

サッカーW杯ロシア大会の見どころは、この新ルールの機能ぶりや影響ぶりを観察することにもある。

そこも楽しんでもらえると嬉しいですねー。


日記 2018年7~9月 目次に戻る