(『これならわかるベトナムの歴史』から抜粋)
『南ベトナムの解放民族戦線(解放戦線)』は、1960年に結成された。
そして、ゴ・ディン・ジェム政権とアメリカに対抗して戦った。
アメリカは、解放戦線を「共産主義者だ」とし、彼らを侮蔑して「ベトコン」と呼んだ。
日本の新聞でも、一時はベトコンと書かれたが、その後に「解放戦線」と表現するようになった。
『南ベトナムの臨時革命政府』は、北ベトナム労働党と解放戦線が共同で作ったもので、アメリカ軍の撤退と南北の統一を目指した。
1975年のサイゴン攻略により、南ベトナムを代表する政府となったが、1976年の南北統一により消滅した。
(2014.6.5.)