(これならわかるベトナムの歴史、わかりやすいベトナム戦争、から抜粋)
『インドシナ戦争』が始まると、ハノイやサイゴンといった主要都市はフランスが押さえたものの、北部・中部の山岳地帯と南部のメコン・デルタはベトナム民主共和国が押さえた。
フランスは、自分の言う事を聞く政権を作ろうとし、バオダイを香港から連れてきて、1949年7月に『ベトナム国(後の南ベトナム)』を作らせた。
1950年に入ると、中国は世界で初めてベトナム民主共和国(ホー・チ・ミンらの国)を承認した。
次いで、ソ連も承認した。
これを見たアメリカは、すぐにベトナム国を承認して、軍事援助を始めた。
こうしてベトナムは、「冷戦」という対立に組み込まれていった。
(2014.3.27.)