軍事を最優先する体制へと移行し、四大軍事路線を採る

(『そうだったのか!現代史2』から抜粋)

金日成は、朝鮮半島を武力統一する野望を捨てず、「すべては軍事のために」という体制を作った。

1962年には、『四大軍事路線』の方針を打ち出した。

それは、次の内容である。

① 人民軍のすべての兵士の幹部化

② 全軍を現代兵器で武装する

③ 軍だけでなく、全人民を武装させて戦闘訓練する

④ 全国の要塞化(これは、軍事施設を地下に建設する事である)

この方針に基づいて、「金日成が軍の総司令官となり、すべての国民は兵士となる」という構造になった。

これを理解すれば、政府の発表する言葉がすべて軍隊式である理由も分かる。

(2014.1.4.)


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