(『コロンビアを知るための60章』から抜粋)
1499年に、スペイン人のオヘダがコロンビアに到達した。
1510年には、ウラバ湾の西側に、アメリカ大陸初のヨーロッパ人の居住地が建設された。
1522年には、カリブ海の沿岸に、サンタ・マルタの町が建設された。
1534年には、エクアドルに、キトの町が建設された。
コロンビアの内陸部には、3つの場所から探検隊が入った。
1537年に、スペイン人のケサダが、ムイスカ族の土地にたどり着き、ムイスカ族の首長を戦いで破り征服した。
そして翌38年に、ボゴタの町を建設して、征服した土地を「新グラナダ王国」と命名した。
こうして、スペインによる植民地支配が始まった。
植民地経営の柱は、鉱山開発だった。
西山脈では、金の採掘が行われた。
東山脈には金脈が無く、農産物と織物が生産された。
18世紀の初めに、スペインの王位継承の戦争が起き、ブルボン家が王権をとった。
ブルボン家は植民地経営を刷新して、1717年にコロンビア・ベネズエラ・エクアドルを含む南米大陸の北部を、『ヌエバ・グラナダ副王領』として再編した。
ブルボン王朝は、歳入を増やすために、ヌエバ・グラナダ副王領において蒸留酒とタバコを専売とし、商品販売の課税を上げた。
(2013.10.21.作成)