初の汎米会議をボリバルは開催するが、
あまり成果はなかった

(『ラテン・アメリカ史』中屋健一著から抜粋)

1824年12月7日に、シモン・ボリバルは、グラン・コロンビア、メキシコ、中米連合、ブラジルおよびラ・プラタ連合に対して、会議を開く事を提案した。

アメリカ合衆国も、招待される事になった。

会議は、26年6月~7月に開かれた。

しかし、ラ・プラタ連合、チリ、ブラジル、アメリカは参加しなかった。

この会議では、ヨーロッパ諸国の進出を阻止する方法が話し合われた。

そして、「中南米諸国の連合をつくり、2年ごとに会合を行って、6万人の連合軍隊をつくろう」という、『恒久的な連合の条約』案が出された。

結局は、この条約を批准したのはコロンビアだけで、このアイディアは実行されなかった。

(2013.11.24.作成)


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