サウサウジアラビアの統治手法

(『イスラム・パワー』松村清二郎著から抜粋)

イブン・サウードの統治政策は、諸部族の族長の娘と結婚をして、閨閥を形成することだった。

サウジアラビアは、『部族社会をベースとした、ネジド人による支配体制』になっている。

行政機構は、ネジド出身者で固められている。

サウジでは、正規軍とは別に「ホワイト・アーミー」と呼ばれる警備隊があり、王宮や石油施設を警備している。

警備隊の中核はシャンマール族で、新規兵は親戚にあたるイラクのジェルバ・シャンマール族からも採用している。

ちなみに、元イラク大統領のサダム・フセインは、ジェルバ・シャンマール族の人物だった。

(2013年3月28日に作成)


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