(『タックスヘイブンの闇』から抜粋)
スイスは、依然としてダーティ・マネーの世界トップクラスの保管場所である。
2009年には、非居住者たちのオフショア口座に、2.1兆ドルを受け入れている。
2007年の金融危機前には、総額は3.1兆ドルに上っていた。
ヨーロッパからスイスに持ち込まれる資産の80%は、無申告のカネである。
スイスの守秘性に反対しているルドルフ・ストラームは、こう語る。
「スイスの守秘性を制限するには、スイス政府に圧力をかけるよりも、スイス銀行に介入した方が良い。
アメリカ政府が2010年にUSBの口座情報を得た時も、直接にUSBに介入した。」
(2014.3.11.)