(『タックスヘイブンの闇』から抜粋)
世界にはおよそ60のタックスヘイブンがあり、次の4つのグループに大別できる。
① ヨーロッパ圏
② シティ・オブ・ロンドンを中心とするイギリス圏
③ アメリカ圏
④ その他
ヨーロッパ圏のタックスヘイブンは、第一次大戦中に、本格的に活動するようになった。
諸国の政府が、戦費をまかなうために大増税したからである。
スイスの有名な秘密保護法は、1934年に制定された。
ルクセンブルクは、1929年から免税方針を採り、今日では世界トップクラスのタックスヘイブンである。
2010年3月に、韓国の情報機関が「北朝鮮の金正日は、40億ドルをヨーロッパに隠匿している。ルクセンブルクが特にお気に入りだ。」と報告している。
オランダもタックスヘイブンの1つで、2008年には18兆ドルの資金が、オランダのオフショア法人を通過した。
オーストリア、ベルギー、リヒテンシュタイン、モナコ、も有名なプレイヤーである。
(2014.3.8.)