(『しんぶん赤旗日曜版2023年6月4日号』から抜粋)
米国のオガララ帯水層は、米国の中央部で8州にまたがる。浅層の地下水帯である。
その大きさは日本の面積を超える。
この水を使って、牛が飼育されたり、トウモロコシが作られたりしている。
なお、トウモロコシなどの穀物は、その3分の1が肉牛の生産(エサ)に使われている。
オガララ帯水層は、地表から100mの地点にあるが、この50年で水位は60mも下がり、あと30mしか残っていないという。
この水が無くなると、穀物生産は崩壊してしまう。
日本でも、家畜の飼料に米国産のトウモロコシを使っているから、このままだと将来的に厳しくなるかもしれない。
(2024年6月12日に作成)