イラク侵攻も、正当性のないものだった
イラク侵攻は世界支配計画の一環だった

(以下は『なぜアメリカはこんなに戦争をするのか』ダグラス・ラミス著から抜粋
2014年6月10日に作成)

アメリカの息子ブッシュ政権は、アフガニスタンへの侵略の時は、「テロとの戦争」という論理を使った。

その後にイラクに侵略した時は、その論理が変わった。

イラクのフセイン政権は9.11事件とは何の関係もなく、アルカイダとの関係もなかったからだ。

ブッシュ政権のパウエル国務長官は、国連で「イラクとアルカイダは、数十年にわたって協力関係にある」と発言し、大恥をかいた。

アルカイダは創設されてから10年も経っていなかったし、リーダーのオサマ・ビンラディンはアメリカの謀略機関「CIA」の要員としてアフガニスタンで戦った男だからである。

ブッシュ政権は、イラク侵略(イラク戦争)の大義名分として、『イラク軍の大量破壊兵器の保有』を挙げた。

しかし国連の査察団はイラクで大量破壊兵器を見つけていない。

にも関わらず、ブッシュ政権は侵攻の準備を続けて、イラクに侵略した。

イラクは、世界第2位の石油埋蔵量を誇る。

「徹底的に探査をすれば、サウジアラビアを超えて世界第1位になる」とも言われている。

石油企業の出身であるブッシュ大統領やチェイニー副大統領が、それを意識していないはずはない。

実際に戦後には、イラク石油の支配をめぐる交渉がロンドンなどで始まっているという。

(※これは、2003年の記事からの抜粋である)

1997年にアメリカで、『新アメリカ世紀プロジェクト(PNAC)』という右翼シンクタンクが創立された。

有力な会員には、チェイニーやラムズフェルドやジェブ・ブッシュ(※ブッシュ大統領の弟)がいた。

PNACは2000年の大統領選の直前に、白書を作成した。

その白書は、こう述べている。

「ソ連の崩壊後には、アメリカ軍に対抗できる勢力は残っていないので、その優位な軍事力を活かして、もっと積極的に世界を支配すべきだ。

冷戦は終わったが、軍事費は減らすのではなく、増やすべきだ。

仮想敵国は、イラン・イラク・北朝鮮だ。

海外のアメリカ軍基地を増加・強化しよう。

特に中東と東南アジアでは、アメリカ軍の駐留は不足している。

この変革の過程は、かなりの時間がかかるだろう。
真珠湾攻撃のような、災害的で刺激的な事件が起きないかぎり。」

この白書では、海外のアメリカ軍基地を「アメリカの防衛地帯」と呼び、そこにいるアメリカ軍を「新しいフロンティアにいる騎兵隊」と呼んでいる。

つまり海外基地のある国を、新しいアメリカ領土と見なしている。

白書には、9.11事件を望むような記述もある。

ブッシュ政権は9.11事件をきっかけに、その白書の構想を実行に移した。

(以下はウラジミールZの2026年7月26日のツイートから抜粋
2026年8月3日に作成)

「フィリピン国民はアメリカを友人だと思っているだろう。ウクライナの人々もそう思っていたが、彼らは数十万人の単位で命を落としている。」と、元米国海兵隊将校のスコット・リッターは述べた。

米国は、中国を封じ込めるための作戦拠点としてフィリピンを利用しており、軍事的枠組みの中にフィリピンを組み込んでいる。

だが米国主導の代理戦争において、ウクライナは数十万人の命を失い、死傷者数は50万人から150万人に上ると推定されている。
また、今後10年間で5,880億ドルに及ぶ復興・復旧費用に直面する。

シリアでは、2011年から2025年にかけて10年以上にわたる戦争と、米国主導による無差別空爆の結果、1,400万人以上が人道支援を必要とし、数百万人が避難を余儀なくされ、60万人以上が死亡した。


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