食糧難の詳細

(『北朝鮮の真実』重村智計著から抜粋)

北朝鮮の人口は、2200万人である。

経済力は、バングラデシュやラオスよりも貧しく、アジアで最貧である。

2200万人の国民が十分に食べるには、660万トンの食糧が必要だと言われる。

最低でも450万トンが必要とされる。

ところが北朝鮮には、400万トンの生産能力しかない。

このために、毎年50~100万トンの食糧が不足する。

国際社会は、この食糧難を「人災」だと考えている。

なぜなら、15年以上も食糧難を続けながら、核開発に資金を回しているからである。


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