日本人を拉致した理由

(『北朝鮮の真実』重村智計著から抜粋)

北朝鮮による日本人の拉致は、1970年代後半に集中している。

75年に南北ベトナムが統一したのを見た北朝鮮の指導部は、朝鮮の統一を本気で考えた。

北朝鮮は、韓国で革命を起こして南北を統一しようとした。
そして、工作員の養成を目指した。

日本語の流暢な工作員を養成するために、日本語を教える人が必要になった。

さらに日本のパスポートを入手する事も考え、日本人を拉致した。

1985年6月に、韓国政府は「北朝鮮の工作員が、原さんを拉致した」と発表した。

しかし、日本政府は関心を示さなかった。

旧社会党、北朝鮮に近い自民党の議員、朝鮮総連、雑誌・世界は、「拉致はない」と主張した。


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