(以下は『北朝鮮の真実』重村智計著から抜粋)
金正男は、2001年5月1日に日本に来たが、成田空港で拘束された。
ドミニカ共和国の偽パスポートを使用したためである。
彼は、背中に大きな龍の入れ墨があり、東京赤坂の2軒のコリアン・クラブに馴染みの女性がいた。
金正男は、南北首脳会談のための秘密交渉を、東京で行った。
会談実現の謝礼を受け取るために来日して、拘束されたという。
当時は、日本では彼が金正日の後を継ぐと考えられていた。
彼は2011年1月のインタビューで、「父から後継者と言われた事は、一度もない」と述べた。
彼の実母の成恵琳は、1995年に亡命未遂事件を起こしており、その影響もあると思われる。
(2013年8月20日に作成)
(以下は『東京新聞 2017年2月17日』から抜粋)
金正恩の異母兄である金正男が、2月13日にマレーシアで殺された。
正男は生前に、友人に「弟が私を殺そうとしている」と口にしていた。
他にも、「正恩への三代目となる世襲は行うべきでない」と話していた。
韓国政府関係者によると、神経剤VXが殺害に使われた可能性がある。
韓国の国家情報院は、国会に「金正恩は金正男を嫌っており、除去しろと指示した」と報告した。
自由韓国党の李喆雨(イ・チョルウ)は、国情院から「2012年4月に金正男の暗殺未遂があり、正男は殺されるかもと感じなから暮らしてきた」との報告を受けたと明かした。
(2025年1月23日に加筆)