(『北朝鮮の真実』重村智計著から抜粋)
金正男は、2001年5月1日に日本に来て、成田空港で拘束された。
彼は、ドミニカ共和国の偽パスポートを使用したために拘束された。
彼は、背中に大きな龍の入れ墨があり、東京赤坂の2軒のコリアン・クラブに、馴染みの女性がいた。
金正男は、南北首脳会談のための秘密交渉を、東京で行った。
会談実現の謝礼を受け取るために来日して、拘束されたという。
当時は、日本では彼が金正日の後を継ぐと考えていた。
彼は2011年1月のインタビューで、「父から後継者と言われた事は、一度もない」と述べた。
彼の実母の成恵琳は、1995年に亡命未遂事件を起こしており、その影響もあると思われる。
(2013.8.20.作成)