イスラエルに関する10の嘘

(ユーチューブの動画から抜粋)

以下は、ユーチューブにアップされている「メディアが広めたイスラエルに関する10の嘘」からの抜粋です。

この動画は、ミシェル・コロンさん(ベルギー人)がイスラエルについて話しているのですが、とても説得力があります。

勉強のためにノートに取ったので、ここに書いておきます。

○ ミシェル・コロンさんの話

イスラエルに関しては、メディアが広めた嘘がある。

私はそれを、『10の大嘘』として要約する。

第1の嘘は、『イスラエルは、1940~44年のユダヤ人虐殺への反動として建国された』である。

実際には、それ以前からユダヤ教徒(シオニスト)の植民地計画があった。

1897年のバーゼル会議で決定され、その後にパレスチナの植民地化を決定した。

(この経緯については、私のウェブサイトでも、歴史の勉強ページの「近代イスラエル史」に書いてあります)

そして彼ら(シオニスト)は、当時の強力な国々に、建国のための援助を求めた。

トルコは関心を示しめさなかったが、イギリスは非常に関心を持った。

なぜならイギリスは、アラブ世界の中央に植民地を求めていたからである。

イギリスは、エジプトを弱体化させる事と、(エジプトにある)スエズ運河の支配の継続を望んでいた。

(エジプトとパレスチナは隣国です)

当時は、ヨーロッパの列強国がアフリカを分割していたのを思い出してほしい。

1885年のベルリン会議で、イギリス・フランス・ポルトガル・ベルギー・ドイツは、ケーキを切り分けるようにアフリカを分割した。

アフリカ人は、1人もそこに呼ばれなかった。

イスラエルの建国計画は、そのような植民地主義の時代に生まれたのである。

第2の嘘は、『イスラエルの建国は、ユダヤ人が元に戻るにすぎない。彼らは紀元70年にローマ人に追放された人々だ』である。

私は、歴史学者のシュロモー・サンドにインタビューした。

サンドは調査した結果、「追放はなかった」と言っている。
ユダヤ教の人々は、あの地に留まったのである。

だから、帰還はあり得ない。

イエス・キリストの時代のユダヤ人の子孫は、パレスチナに住んでいる人々なのである。

ユダヤ人の帰還を唱えた人々は、実はヨーロッパやマグレブ(北アフリカの西エリア)での改宗者である。

彼らは、様々な時期に様々な理由で、ユダヤ教に改宗した。

『ユダヤ民族』というものは、存在しない。

ユダヤ教徒は多様であり、共通の歴史や共通の文化は存在しない。

そして宗教は、民族ではない。

キリスト民族やイスラム民族が無いように、ユダヤ民族も無いのである。

第3の嘘は、『彼らが植民したのは、砂漠で人も住まない空き地だった』である。

パレスチナは「麦の大洋」であり、かつてはフランスに輸出していた。

他にも、油やオレンジが有名である。

1920年頃にイギリス人とユダヤ教徒がパレスチナに居住を始めると、パレスチナ人は土地を譲るのを拒否した。

パレスチナ人は反抗し、ストライキやデモが行われ、多くの死者が出た。

イギリス人とユダヤ教徒は、残忍な弾圧をした。

第4の嘘は、『パレスチナ人は自主的に出て行った』である。

これが、イスラエルの公式説である。

ところが、イスラエルの新歴史学者と呼ばれるベニー・モリスやパッペは、「そうではない。パレスチナ人は暴力とテロ行為によって追放された。パレスチナ人を強制退去させるための徹底的な作戦が存在した。」と言う。

以上の4つの嘘は、歴史に関する嘘である。

第5の嘘は、『イスラエルは、中東で唯一の民主主義国家だ。だから他国に保護される権利がある』だ。

実際には、イスラエルは世界で唯一、法律で領土の限界を定めていない国である。

なぜなら、イスラエルは制限のない拡張を計画しているからだ。

さらに、法律は人種差別的で、「イスラエルはユダヤ人の国家である」と書かれている。

つまり、それ以外の人は認めていない。

だから、イスラエルは民主主義ではない。

イスラエルは、土地の略奪と民族浄化を目指している。

第6の嘘は、『アメリカは、民主主義を守るためにイスラエルを支援している』である。

アメリカは、イスラエルに毎年30億ドルの軍事支援を行っている。

アメリカは「中東の民主主義を守るため」と主張しているが、サウジアラビア・クウェート・エジプトの独裁体制を作ったのはアメリカである。

アメリカがイスラエルを支援するのは、民主主義のためではなく、中東の石油の警察官にするためである。

アメリカは、世界を支配するために、中東の石油の支配を必要としている。

そして、石油を渡そうとしない国を崩壊させようとしてきた。

イラク戦争などで、それは明らかである。

かつてアメリカは、イランで民主的に選ばれたモサッデク首相を、クーデターを起こさせて倒した。

その後には、恐ろしい独裁政治を敷いた。

(これについては、歴史の勉強ページの「イラン史」に書いてあります)

とはいえ、アメリカは気に入らない中東の国を絶えず攻撃する事はできない。

それで、「地区警察官」を必要とする。

そのためにアメリカは、イスラエルが国際法に違反しているのに、この国を保護してきた。

第7の嘘は、『パレスチナ問題では、ヨーロッパは中立的な立場である』だ。

EUの外務大臣であるソラナは、イスラエルに対して「あなた方は28番目のEU加盟国である」と言った。

ヨーロッパの軍需会社は、イスラエルを支援している。

フランスのラガルデール社やダッソー社は、イスラエルの軍需産業と協力している。

パレスチナが独自の政府を作った時、EUは承認を拒否し、ガザ地区への爆撃にゴーサインを出した。

イスラエルが爆撃をする時、それは同時にEUやフランスが爆撃をしている事なのである。

第8の嘘は、『イスラエルを認めない人は、人種差別者である』だ。

私のような発言をすると、その人は「反ユダヤの人種差別者」とレッテルを貼られる。

しかし本当は、イスラエル政府こそが人種差別者である。

彼らは、人種の平等や、宗教の平等を認めていない。

第9の嘘は、『パレスチナ人は暴力的だ、パレスチナ人はテロリストである』だ。

イスラエルは、緊張と憎しみをまき散らしているし、それを戦略にしている。

そしてメディアは、「パレスチナ人は暴力的だ、パレスチナ人はテロリストである」と言う。

しかし、真の暴力は「植民地主義」である。

イスラエルは、パレスチナ人の土地や家を盗み続けている「占領軍」である。

第10の嘘は、『パレスチナ問題には解決方法はない』である。

イスラエルとパレスチナの問題については、人々は「この紛争は常に存在してきた。解決方法はない」と言う。

しかし、解決方法はある。

1960年代の半ばに、パレスチナ人の組織は、非常に民主的でシンプルな解決の仕方を提案した。

それは、「あらゆる宗教の教徒や、無宗教者が、全て平等な権利を持つ単一国家」という案である。

これは、民主主義の定義そのものだ。

イスラエルは、解決に向けた交渉を拒否してきた。

これを止める唯一の方法は、各国の市民の圧力である。

イスラエルの共犯である政治指導者への圧力や、真実を言わないメディアへの圧力や、インターネットを用いて情報を流すことである。

(2014年5月8~9日に作成)


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