(『サウジアラビアを知るための65章』から抜粋)
2004年時点の首都リヤドの人口は、545万人である。
全人口の24%が、リヤドに住んでいる。
住民の平均年齢は、男性は18歳、女性は17歳と、大変に若い。
リヤド市は、1920年代に首都に定められた。
だが、名ばかりの首都に過ぎなかった。
内閣府はメッカに置かれ、外交の窓口はジェッダであった。
しかし、1970年代以降に省庁の本庁舎がリヤドに移転し、首都らしくなった。
企業も集まってきて、政治と経済の中心となった。
リヤドにある「キング・サウード大学」は、学生数4万人を擁して、サウジ最大の大学である。
近年のサウジの大卒率は6%といわれ、大学生は社会の上層部に位置している。