(毎日新聞2012.12.2.から抜粋)
日本がTPPと並行して進めているものに、『RCEP(東アジア地域の包括的な経済連携)』がある。
これには、ASEANの10カ国、日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドが参加する予定だ。
2013年から交渉を始めて、15年末までの妥結を目指している。
実現すれば、世界人口の半数をカバーし、TPPと肩を並べる枠組みになる。
TPPよりも、関税の撤廃の例外は認められやすいとされ、関税撤廃の品目は85~90%にとどまると見られる。
○村本尚立のコメント
中国、インド、ASEANなど、これから成長していく国々ばかりが参加国なので、TPPよりも可能性を感じます。
TPPと違い、農産品など日本が例外にしたい分野も、ある程度は認められそうです。
とりあえず、「TPPに入らないと日本は終わる」といった意見は、説得力がないと分かりました。
TPPに固執しなくても、こちらがあります。
(2013年8月14日に作成)