(『そうだったのか!現代史2』池上彰著から抜粋)
米ソが、相手を狙う核兵器(長距離の核ミサイル)の削減を決めたのは、冷戦の終わりが近い1991年7月のことだった。
米ソは、『第1次の戦略核兵器の削減条約(START1)』に調印した。
この条約の内容は、「戦略核兵器の運搬手段(ミサイルや爆撃機)を、7年で1600に削減する。弾頭数も今までの半分の6000に減らす。」というものだ。
1993年には、『第2次の戦略核兵器の削減条約(START2)』が結ばれた。
そして、「戦略核弾頭を3000~3500に減らす。多弾頭の大陸間弾道弾は全廃する。」と決めた。
(2014.5.1.)