タイトルデヴィ夫人の実像、慈善団体の乗っ取り

(以下は『週刊文春 2023年9月7日号』から抜粋
2026年7月15&20日に作成)

デヴィ・スカルノ(83歳)は、慈善団体「アミチエ ソン フロンティエール」をめぐるトラブルを起こしている。

「アミチエ」は、モナコ公国に本部があり、名誉顧問総裁はモナコ元首のアルベール2世だ。

その日本支部である「アミチエ・ジャポン」は、100名以上の会員がいる。

2003年8月12日に、アミチエ・ジャポンの代表理事らの連名で、「代表理事だったデヴィ夫人が同団体を私物化しようとしたので解任した」とのメールが、会員たちに届いた。

デヴィ夫人は、インドネシアのスカルノ大統領の第3夫人だった人で、1.3億円の所得申告漏れを指摘されたこともある。

デヴィ夫人は2022年5月28日には、警察沙汰も起こしている。

警察関係者が証言する。

「泥酔したデヴィ夫人は、タクシーに乗ったが運転手の道案内に激高して、後部座席から運転席を蹴り続けた。
運転手がなだめても無駄で、警察署に駆け込んだのです。」

デヴィ夫人がアミチエ・ジャポンの代表理事に就いたのは、2022年9月だった。

当時、アミチエ・ジャポンは代表が幹部全員を引き連れて辞任し、崩壊寸前だった。
そこでデヴィ夫人の人脈と知名度に目を付け、招いたのである。

デヴィ夫人は、すぐに乗っ取りに動いた。

まず2022年11月に、アミチエ・ジャポンの所在地を自身の別宅に移転した。

そしてモナコとの決別を宣言し、この団体のロゴからモナコを削除した。

さらにアミチエの商標登録を、彼女個人で出願した。

2023年1月にデヴィ夫人は、ウクライナを支援するとして訪問したが、その経費をアミチエに払わそうとした。
そして同年3月の理事会で、335万円の支出を認めさせた。

それだけでなく、不明瞭な飲食費についてもアミチエに支払わせようとし、「秘密警察への食事」と説明した。

2025年4月に入ると、デヴィ夫人は会員たちに個人事務所からメールを送り始めた。
内容はアミチエと無関係なデヴィ夫人の活動への勧誘で、やむなくアミチエの理事たちは議決してデヴィ夫人を解任した。

だがデヴィ夫人は、1788万円の残高があるアミチエの通帳を持ち逃げした。

デヴィ夫人は持ち逃げを続けており、会員から問い合わせが相次いでいる。

デヴィ夫人に直撃取材したところ、こう語った。

「私はアミチエを商標登録しています。
私がオーナーで、この口座を自分で使おうと思ってます。」


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