燃料電池車の基本

(以下は『クリーン発電がよくわかる本』から抜粋)

燃料電池車とは、燃料電池を搭載して、そこで発電された電気で走る自動車である。

燃料は、水素以外にも、天然ガス、メタノール、ガソリンが考えられている。

燃料電池車は、バッテリー電気自動車のように充電する必要がない。
ここが大きな長所。

ガソリン車は、燃料から出るエネルギーの10~20%しか活用できない。

一方、燃料電池車は40%以上を活用できる。
停車中のアイドリングもない。

先進国のCO2排出の3割は自動車によるもので、燃料電池車にすれば排出量を減らせる。

(2012年9月20日に作成)

(以下は『東京新聞 2017年12月27日』から抜粋)

トヨタは2020年以降、燃料電池車(FCV)の車種を拡大させる。

小型バスを皮切りに、トラックやライトバンの発売を考えている。

トヨタは2014年12月に、セダン型のFCV「ミライ」を発売している。
またミライの技術を転用して、大型バスも販売した。

ただしミライは、国内累計販売数が2千台ほどに留まっている。

日本では水素ステーションがまだ約90ヵ所しかない。

(2025年1月23日に加筆)


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