(図解新エネルギー早わかりから)
電気自動車とは、『搭載した蓄電池に電力を貯蔵して、電気モーターを動かして走行する』自動車のことです。
現在の電気自動車は、リチウムイオン電池の性能向上を背景としており、普及は実現すると見られています。
電気自動車の最大の特徴は、『走行時にCO2を含めた排気ガスを、一切出さない』ことです。
電気の発電・供給を含めて計算しても、CO2の排出量は、ガソリン車の25%です。
経済性にも優れ、走行に必要な費用は、ガソリン車の3分の1です。
課題は、車両価格が高いこと。
その要因は、リチウムイオン電池の大量使用です。
電池のコストダウンが不可欠です。
もう一つは、充電インフラの整備です。
現在の電気自動車は、1回の充電で150kmの走行が出来ます。
しかし充電には、急速充電でも30分かかります。
電気自動車の普及では、世界各国は一致しています。
○ 村本のコメント
CO2の排出に関しては、太陽光発電などのクリーン発電が普及していけば、その電気を使う事でもっと減っていきます。
充電に時間がかかる事を問題視する人もいますが、慣れの問題もあるでしょう。
携帯電話や携帯ゲーム機などは長時間の充電が必要ですが、みんな慣れているので、不便だと感じていません。
家庭で夜間に充電するスタイルに一回慣れれば、すぐに気にならなくなると思います。
駐車場が自宅から離れている場合は、家庭での充電は無理ですが、電気自動車が普及したら、夜間に出張してきて急速充電してくれるビジネスも生まれるでしょう。
「月に5回出張充電で、一ヶ月にいくら」なんて、なるんじゃないでしょうか。
急速充電できる場所さえ増えれば、みんな暇な時を見つけて充電できますから、まずは充電施設の増設ですね。
(2012年9月22日に作成)