(『クリーン発電がよくわかる本』から)
性能の良い燃料電池が普及すれば、(必要な電力をすべて発電できるので)送電線や発電所がいらなくなり(電力会社がいらなくなり)、CO2の排出量も大幅に減ります。
燃料電池システムは、従来の電気システムに比べて、CO2排出量を40%、エネルギー消費を26%も減らせます。
また、「使う量に合わせて各自で発電できる」ため、無駄な発電を抑えることにもつながります。
燃料電池の課題は、イオン交換膜の耐久時間です。
2005年現在、耐久時間は2~3年程度で、これを5年以上に延ばす必要があります。
(2012年9月30日に作成)