(『電力供給が一番わかる』から抜粋)
『ガスコンバインドサイクル発電』は、ガスタービン発電を改良したものです。
ガスタービン発電で出る排熱は550℃なのですが、これは蒸気タービンを動かすのに最適な温度です。
そこで、排熱も利用しようと考えました。
排熱で蒸気を発生させて、タービンを回して発電し、その電力も活用するのがこの方式です。
この方法によって、発電効率を47~59%まで上げる事ができます。
(ガスタービン発電だと、発電効率は40%ほど)
○ 村本のコメント
東京都知事の猪瀬さんが、ガスコンバインドサイクル発電所を造ると言っていたと思います。
高効率の火力発電方式として、かなり注目を集めてきています。
将来的には、太陽光発電などのクリーンな発電に完全にシフトするのが最適です。
でも、それまでの過渡期にはこの発電方式は使えますね。
(2013年1月18日に作成)