(2013年1月16日の毎日新聞から)
東京ガスとパナソニックは、都市ガスを利用して電気とお湯を供給する「家庭用燃料電池・エネファーム」の、新製品を発表しました。
小型化を実現させ、価格も業界最安の200万円未満にした。
東京ガスは、4月1日に発売します。
価格は199万5千円で(工事費は別)、これまでよりも76万円も安くしました。
標準家庭で、年間光熱費が6万円低くなるという。
補助金により、最大で45万円分を負担してもらえます。
(2013年2月6日の毎日新聞から)
エネファームを設置した町山さんの話。
町山さんは、2011年末にエネファームと太陽光発電を導入しました。
導入前に比べて、年間光熱費は11万円以上も安くなった。
ガス代は5万円上がったが、電気料金は太陽光発電の売電もあり16万円も下がったのです。
エネファームが発売されたのは、2009年。
JX日鉱日石エネルギー、パナソニック、東芝、アイシン精機の4社が製造している。
エネファームに変えると、4人家族の家で年間に1.3~1.9トンのCO2を削減できます。
これはドラム缶にすると、東京スカイツリー5本分です。
エネファームの工事費は25~40万円です。
大きさは、発電装置が大人の男性くらい。
貯湯タンクは発電装置よりも3まわりくらい大きい。
(2013年4月25日の毎日新聞から)
新型エネファームが、4月1日に発売されました。
価格は199万5千円で、日本で初めて200万円を切った。
断熱強化などで熱効率を高めた結果、エネルギー効率は95%を実現しました。
本体の奥行きは、90cmから70cmに小さくなった。
バックアップ熱源機を本体から分離することで、設置スペースへの対応力を高めています。
○村本のコメント
家庭用燃料電池「エネファーム」①の記事から、1年半くらいでここまで安くなった事には驚きます。
メーカーさんの努力に頭が下がります。
年間光熱費が6万円下がるだけとなると、200万円では元が取れないです。
もっと安くしないと、普及は厳しいです。
20年で元が取れる148万円が、一般人が購入できるギリギリのラインではないでしょうか。
気になるのは、補助金が以前よりも削減されている事です。
政府はあまり期待していないのですかね。
残念な事です。
2月6日の記事は、導入した家の例を写真付きで掲載していたので、取り上げました。
私が提案している「燃料電池と太陽光発電の組み合わせ」を、11年度の時点で実行している町山さんには、ただただ尊敬の念で一杯です。
写真で確認したのですが、エネファームは意外と場所を取らないですね。
発電装置が想像していたよりも小さいです。
「小型化を実現した」というのが実感できました。
東芝は日本原発3大メーカーの一つですが、さっさと原発から撤退して、こういう新しい製品に特化した方がいいです。
日本のメーカーは良い技術を持っているのに、勇気と決断力の無さで損をしていますよ。
4月25日の記事は、「エネルギー効率95%」に驚愕して、追加する事にしました。
様々な発電を勉強してきているので分かるのですが、95%はハンパじゃないです!
マジに凄いよ。欲しくなってきた。