(『電力供給が一番わかる』から)
揚水発電は、夜間の余った電力を使って、蓄電を行うためのシステムです。
揚水発電所は、上部貯水池と下部貯水池を持ち、夜間の余った電力で下部貯水池から上部貯水池に水を揚げます。
そして昼に、上部貯水池の水を下部貯水池へと落として、それでタービンを回して発電します。
(通常の水力発電の応用ですね)
原発は、24時間動かし続けなければならず、出力を抑制できない(出力調整ができない)ので、夜間の余った電力をどうするかが、深刻な問題でした。
そこで、揚水発電所を全国に48ヵ所も作りました。
出力が1GW(原発1基分)を超える発電所も、少なくありません。
○ 村本のコメント
原発が全国に50基ほどなのですから、ほぼ同数が設置されています。
これも原発のコストに加えた方がいいです。
これを使えば、風力発電などが普及して夜間に電気が余った時に、蓄電できます。
そうでもしないと、脱原発となった日本ではただのゴミ施設になりますね。