(『2013年5月の月刊なるほドリ』から抜粋)
『超小型の電気自動車』は、大人1~2人乗りで、動力は軽自動車の5分の1くらいです。
日本では2013年1月から、街中での走行が認められるようになりました
。
手軽に利用できる足として、期待されています。
現状では、一般人が購入して道路を走れるわけではありません。
国土交通省は、地方自治体の申し出を受け、交通の安全をはかれる地域に限って、走行を認めています。
自治体は、自動車メーカーから借りるなどをして調達します。
自動車メーカーは、超小型電気自動車の開発に力を入れています。
トヨタ車体は、2012年夏に1人乗り用の「コムス」を発売しました。
コムスは、5時間の充電で50kmを走行できます。
コンビニの配達などに使われており、法律上は原付自転車と同じ扱い。
2人乗りの超小型電気自動車は、軽自動車と見なされ、普通免許が必要になります。
都市部の乗用車や軽トラックの6割は、運転距離が10km以内です。
入り組んだ道でも運転しやすい超小型電気自動車なら、効率よく用事を済ませられます。
過疎地では、バスの本数が減っています。
そのために、お年寄りを中心に外出がしにくくなっている。
超小型電気自動車は、お年寄りにも扱いやすく、買い物や通院に向いています。
子供の送り迎えにも良いです。
○ 村本のコメント
5時間の充電で50kmの走行が出来るというのは、相当に使い勝手がいいです。
街中で用事をこなすには30kmも走れれば十分だし、その場合だと3時間の充電でOKなわけです。
お母さん達が、大きいサイズの燃費の悪い車で、買い物や子供の送り迎えをする姿には、私はずっと違和感を持ってきました。
超小型電気自動車を何軒かに1台持ち、それを小さな用事の時に使い回せば、かなりエコに貢献できると思います。
企業でも、どんどん活用してもらいたいです。
一般人が手軽に購入できるように、ぜひしてもらいたいです。
日本以外でも多くの国で普及していけると思うし、人類全体の幸福に寄与できる、すばらしい道具になると思います。
日本は高い技術を持っているので、注力すれば世界で普及する製品に育て上げられるのは間違いないです。
儲けるためというよりも、世界をよりエコにするために、頑張ってほしいです。
(2015.5.8.に追記)
ここ1~2年で、軽自動車に乗るお母さん達がどんどん増えてきました。
4~5年前までは、燃費の悪い大きいサイズの車が、お母さんの運転する車の主流でした。
もう、その光景は絶滅しつつあります。
軽自動車は、燃費は良いし、車検も安価だし、駐車しやすいし、日常で乗り回すには最適です。
普及するのは自然ですよ。嬉しい変化が日本で起きていますねー。
『超小型の電気自動車』も着実に増えているようで、ウチの近くにあるセブンイレブンでも、1台を置くようになりました。
もうしばらくしたら、運送業とか出前なんかにも使われ始めると思います。