(毎日新聞2013.4.10.から抜粋)
積水ハウスは、ゼロエネルギー住宅(自産自消住宅)である「グリーンファースト・ゼロ」を発売した。
この住宅は、太陽光発電や燃料電池を活用して、エネルギー収支ゼロを実現させた。
日本政府は、家庭でのゼロエネルギー化を推進している。
「2020年までに、ゼロエネルギー・ハウスを標準的な新築住宅にする」との目標を掲げている。
積水ハウスは2009年から、環境配慮型の住宅「グリーンファースト」を推進している。
これは、住宅に太陽光パネルや燃料電池を組み合わせたもの。
10年8月には、発電した電気を蓄えるための蓄電池を加えた、「グリーンファースト・ハイブリッド」も発売した。
今回発売した「グリーンファースト・ゼロ」は、高い断熱仕様にして30%も断熱性能を向上させた。
また、LED照明や省電力節水トイレなどを導入した。
積水ハウスは、「グリーンファースト・ゼロ」の割合を、14年度には60%にする事を目指している。
○村本のコメント
太陽光発電は、天気の悪いときは発電量が下がりますが、その時には燃料電池で発電するのが上記の住宅システムです。
燃料電池は、少ない量の都市ガスで電気とお湯を生み出せるので、あまりエネルギーを食いません。
「エネルギー収支ゼロ」というのは、おそらく太陽光発電を使ってすべての電力を賄える状態だと思います。
太陽光発電量-燃料電池量=ゼロ以上、それが「エネルギー収支ゼロ」なのだと思います。
私は『私の提案』のページで、太陽光発電と燃料電池を使った新しい家庭のスタイルを提案しているのですが、それが早くも実現してきている事に、深く感動しています。
新しく家を建てる人は、ぜひこうした『環境に優しい家』を建てて下さい。
よろしくお願いします。
追記
んー、積水ハウスのHPを見たら、燃料電池についても創エネとしてプラスでカウントしているみたいです。
太陽光発電+燃料電池ですべての電気を賄う状態を、「エネルギー収支ゼロ」としているようです。
燃料電池は都市ガスを使用するので、厳密にはエネルギーゼロではないのですが、エネルギー効率が良いのでよしとしますか。
ここでは積水ハウスの商品を紹介していますが、他の会社でも同じような商品を開発中のようです。
こうした新時代の家がどんどん普及していけば、日本は世界から憧れられる国になるでしょう。