(毎日新聞2013.7.19.から)
太陽光や風力発電に高齢者が出資をして、売電収入を子や孫にプレゼントする、『緑の贈与』という仕組みが注目を集めています。
『緑の贈与』は、子孫へのエネルギー資産の継承を促して、クリーンエネルギーを拡大できます。
原発を減らし、CO2も減らせます。
『緑の贈与』の仕組みは、こうです。
① 祖父母が、幼い孫にお金を(例えば200万円)を贈ろうとした場合に、孫に直接譲るのではなく、太陽光発電事業に出資をする
② 売電収入は、孫の口座に振り込まれるようにして、20年近く毎年に十数万円が増えていく
③ 孫は成人する頃に、お金を引き継ぐ
国内の60歳以上の人々は、1500兆円とされる個人金融資産の7割を持っています。
だが高齢者は、20年先の買い物には二の足を踏みがちです。
そこで、クリーンエネルギーへの投資の受取人を子や孫にして、投資を促そうという試みです。
クリーンエネルギーの普及には、個人投資の広がりが不可欠です。
試算では、60歳以上の世帯の2割が400万円を『緑の贈与』に投資すれば、クリーンエネルギーへの投資額は16兆円に達して、5060万KW(原発50基分)の設備ができます。
化石燃料の輸入額は3兆円も削減でき、CO2も2.9億トン減らせます。
再生エネを手がける「スマートエナジー」は、18年間で償還金と年率3.5%の配当金が振り込まれるプランで、メガソーラーを建設中です。
ただ、個人の出資者は少なかった。
「金利が良くても、投資回収までの長さや、機器の故障を心配する人が多い」という。
○村本のコメント
これは、かなり画期的なプロジェクトだと思います。
お金をたくさん持っていて、将来に孫にあげようと思っている方は、ぜひここに投資をして下さい。
世界を進化させるために、お願いします。