(以下は『図解新エネルギー早わかり』から抜粋
2012年9月11日に作成)
地熱発電とは、マグマによって熱せられた熱水のある地層に井戸を掘って、熱水と蒸気を取り出し、その蒸気でタービンを回して発電する方式である。
熱水は使用せず、地下に還元する。
日本の地熱資源量は、20540MWで、世界で第3位。
これは原発20基分に相当する。
日本は地表に近い所までマグマが接近しており、地熱発電に有利だ。
現在、日本には地熱発電所が18基ある。
国内の総発電量の0.3%を占めている。
地熱資源の多くは国立公園や温泉地の近くにあり、国や地方の積極的な関与が望まれる。
(以下は『電力供給が一番わかる』から抜粋
2012年9月11日に作成)
地熱発電のCO2排出量は、水力発電並みでとても少ない。
地熱は、太陽光や風力のような出力変動がなく、24時間安定して発電し続けられる。
環境省の2010年の調査では、33000MWの地熱発電のポテンシャルがあり、これは原発33基分に相当する。
現在はまだ530MWしか実現していない。
地熱発電は探査がボーリング調査による手探りになるため、開発リスクがある。
しかし、いったん発電所が完成すれば、効率良く発電できる。
地熱発電では、地下から上がってくる蒸気によるタービンの腐食があり、耐腐食性がカギになる。
日本のメーカーはこの点で高い品質を誇り、タービンの世界シェアの8割を押さえていると言われる。
(以下は『地図で読む日本の再生可能エネルギー』から抜粋
2013年10月7日に作成)
日本における地熱発電は、発電設備が21基しかないなど、地熱資源は豊富なのに普及していない状況だ。
地熱発電所は30~40年も稼動しているものが複数もあり、「長期稼動させればコストは火力発電と変わらない」と言われる。
国内の発電容量55万kWのうち、15.4万kWが大分県にある。
地熱発電のプラントメーカーは、日本企業がシェアの70%を占めている。
それなのに日本では1990年代の「新エネルギー政策」で地熱発電をターゲットから外したため、普及が停滞していた。
○村本のコメント
日本の地熱資源量が、上の本は20540MWで、下の本だと33000MWに増えていますが、これは下の本の方が最近に書かれたためです。
地熱発電には、熱水も活用する「バイナリー方式」もあります。
さらに、マグマそのものを活用する「マグマ発電」も研究されているようです。
これが実現したら、とんでもない量の発電ができ、それだけで全電力をまかなえそうです。
(以下は『毎日新聞 2012年4月13日』から抜粋
2026年7月27日に作成)
環境省が地熱発電の推進にかじを切った。
国立・国定公園内での地熱発電の設置基準を緩和したのである。
産業技術総合研究所によると、日本の地熱発電の資源量は2347万キロワットで、世界3位だ。
地熱発電機の生産も、日本メーカーが世界一である。
だが日本では地熱発電の設備は53万キロワットしかなく、世界8位にとどまっている。
地熱資源の8割が国立公園などにあり、開発が規制されてきたためだ。
今回の環境省の基準緩和で、経産省によると300万キロワットの開発が期待できる。
地熱は「再生可能エネルギー固定価格買い取り制度」の対象でもある。
一方で、温泉事業者からお湯枯れを心配する声も出ている。