日本の陸上風力発電のポテンシャル
北海道が半分を占める

(『地図で読む日本の再生可能エネルギー』から)

日本の陸上風力発電のポテンシャルは、北海道に集中しています。

2位は青森県、3位は岩手県と、上位は北日本が占めています。

陸上の風力発電の場合、適するのは1方向から強い風が吹く、沿岸部・高原・山の稜線です。

青森や北海道は、沿岸部で年平均の風速が7mを超える地域が多く、リスクとなる台風の影響も少ないために、有望なのです。

北海道で風力発電が増えていくと、道内の需要を上回ります。

そのため、本州に送電するための送電網の整備が重要になってきます。

東北の場合は、送電網がすでに充実しており、問題はありません。

風車の町として知られる北海道の苫前町は、道内でも屈指の強風地帯です。

すでに3つの風力発電所が稼動しており、再生可能エネルギーの供給量では全国で10番目です。


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