石炭による火力発電の現状
まだ発電の主力である(2013年時点)

(以下は『毎日新聞 2012年11月30日』から抜粋)

三菱重と日立は「火力事業を統合し、発電事業を統合する」と発表した。

火力発電、地熱発電、燃料電池事業を統合する。

原発は対象外で、これから検討する。

(以下は『毎日新聞 2013年5月26日』から抜粋)

石炭による火力発電は、燃料費が格安である。

石炭の発電単価は、1kW時あたり4円。

石油(16円)の4分の1で、LNG(11円)と比べても半分以下。

その一方で、石炭火力はCO2の排出量がLNGの2倍である。

日本では総発電量のうち、LNG発電が42.5%を占め、石炭発電は27.6%である。

2010年度は、世界の発電量の41%が石炭火力だった。

中国では78%、インドでは68%を占めている。

アメリカでも46%、ドイツでも44%と、先進国でも石炭火力は主力だ。

従来の石炭火力は、酸性雨の原因となるSOxも排出し、環境汚染になっている。

しかし日本は、SOxの排出量を99%除去し、CO2も2割低下させた発電所を開発成功している。

日本の技術を各国が導入すれば、世界のCO2排出量の5%分を削減できる。

○村本尚立のコメント

安倍内閣(自公政権)は原発の輸出を進めようとしていますが、輸出するならば石炭火力の方がいいのではないでしょうか。

日本は、地熱発電や太陽光発電の技術でも世界でトップ・クラスなのに、それを活かしていません。

なんで今さら原発輸出なのですか。


【新時代エネルギー】 目次に戻る

【サイトのトップページ】に行く