「もったいない」の精神を思い出そう
食用油のリサイクル

(『地球環境にやさしくなれる本』から抜粋)

「もったいない」という日本語は、ノーベル平和賞を受賞したワンガリー・マータイさんが来日時に知り、国際会議などで紹介して世界に広まりました。

昔の日本人は、「もったいない」と考える習慣が身に付いており、「物を粗末にはできない」と誰もが思っていました。

大量生産・大量消費・大量廃棄という経済優先の社会になり、私たちは「もったいない」の精神を忘れています。

もう一度、昔の人たちが大切にしていた「もったいない」の文化を見直しましょう。

(『東京新聞2023年3月21日』から抜粋)

中小企業のG&Fサービスは、東京の都市で居酒屋などから、使用済みの食用油を回収し、それをリサイクル油にして販売している。

G&Fサービスは、大東宏・社長が2003年に創業した。

都内で少量から無料回収するビジネスを始めて、小規模な居酒屋を中心に回収網を広げた。

道の空いている深夜に車で回収している。

2018年には埼玉県に回収油の中間処理施設を設けて、リサイクル油の販売も始めた。

現在では、都内の大手コンビニの半数超からも回収している。

リサイクル油のほとんどは、韓国とシンガポールに輸出し、バイオディーゼルなどの原料となっている。

G&Fサービスは、今後は家庭からの回収も目指すという。

(2023年10月1日に作成)


『省エネをしよう』 目次に戻る

サイトのトップページへ行く