アッバース朝は500年続くが、カリフの力は弱かった 
各地の総督や軍司令官が独立していく

(『イスラム世界のこれが常識』から抜粋)

アッバース朝は、1258年まで500年に渡って続いた。

しかし、カリフが実権を握っていたのは10世紀半ばまでで、それ以後は象徴に過ぎなかった。

アッバース朝の成立後、1世紀もしないうちに各地の総督や軍司令官は独立するようになった。

モロッコのイドリース朝(788~985年)、チュニスのアグラブ朝(800~909年)、ターヒル朝(821~873年)、サッファール朝(867~908年)、サーマーン朝(875~999年)などである。

(2013年5月15日に作成)


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