タイトル小型家電リサイクル法を普及させて、地球環境を守ろう
(2013.5.22.)

今年の4月に、『小型家電リサイクル法』が施行されました。

私は、「これを普及させる事は、日本と世界を幸福にすることに直結する」と確信しています。

そこで、その内容や、どうして幸福になるかを書いていきます。

まず、『小型家電リサイクル法』がどういうものかを、毎日新聞の記事を抜粋してご紹介します。

(以下は毎日新聞2013.4.8.から抜粋)

携帯電話やゲーム機などの「小型家電」について、使用済み品を市区町村が回収して再資源化を図る、『小型家電リサイクル法』が施行された。

小型家電には、金などの「レアメタル」が使われている。
今回の法律は、それらの資源を有効活用(リサイクル)する制度といえる。

新制度では、ほとんどの家電が対象となるが、住民は無料でごみを出せる。

環境省によれば、1年間の使用済み小型家電は65万トンに上り、含まれる有用金属は844億円の価値がある。

具体的には、金は10.6トン、銀は68.9トンに上る。

これをリサイクル出来れば、資源の海外頼みの軽減にもつながる。

新制度は、リサイクルを義務化せず、自治体の自発性に頼っている。
現在は、参加意向を示した自治体は、3割にとどまっている。

自治体は、集めた家電を国の認定を受けた事業者に渡す。
現状では、自治体の収益に繋がってはいない。

事業者が利益を自治体に還元できる体制を、整える必要がある。

当面は、政府による自治体への財政支援が必要だろう。

住民の理解が進めば、自治体も動く。

住民の理解には、「どれだけリサイクルが進んだのか、どれだけ利益があがったのか」などを情報公開するのが良い。

レアメタルの回収技術は、官民が連携して開発するのが良い。

家電メーカーも、製品づくりの際に、リサイクルしやすい設計などをしてほしい。

メーカー側が、製品にどんなレアメタルを使用しているか等を事業者に教えれば、回収作業の効率は上がる。

『小型家電リサイクル法』の内容の紹介(記事の抜粋)は以上です。

ちょっと分かりづらい文章・説明ですかねー。

まあ要するに、こういう事です。

「今までは大型家電のみがリサイクルの対象だったが、これからは小型家電もリサイクルしていこうよ。

日本は金属資源を持ってなくて、海外からの輸入に頼っているじゃん。
リサイクルしていけば、海外からの輸入が減って、貿易赤字が減るんだよ。

それについては、有料にはしづらいなあ。
何とか無料でも赤字にならないように、国や自治体を中心にして頑張っていこうぜ。

国民の理解も必要だから、よろしく!」

私は、金属資源の需要が世界的に増えて価格が高騰している今では、十分に経済的にもメリットがある施策だと思います。

日本は、こういう細かい部品などを回収・リサイクルするのに、向いている人々だと思います。

手先が器用だし、忍耐強いし、無駄使いをしない事に美意識を感じる国民性を持っているからです。

金属資源は(特にレアメタルは)、限りがあります。
いずれは世界全体で、資源のリサイクルはどんどん進められていくでしょう。

その時に、日本はリサイクル技術のトップランナーとして活躍する事が、十分に可能だと思うのです。

今からリサイクル技術を蓄積していく事は、日本の繁栄につながるし、世界を幸福にする事にもつながります。

実は、私がこうしたリサイクルを求めるのには、別に大きな理由があります。

その理由とは、『現在の金属資源をどんどん採掘して使用するスタイルは、深刻な環境破壊を起こしているから』です。

日本は、昔は金などの金属を豊富に採掘できましたが、徐々に取れなくなってきて、最近はほとんど採掘をしていません。

そのために、金属の採掘がものすごい環境破壊を起こす事を、忘れてしまっています。

しかし、かつては「足尾銅山の鉱毒事件」などがありました。

多くの日本人は忘れてしまっているのですが、鉱山で採掘をすると、周りの環境破壊は凄まじくなります。

現在でも、ミャンマーの銅山で周辺住民の身体障害者が増える事件が進行中です。
こうした状況は、世界中で起きています。

しばらく前に、アフリカのウラン鉱山の採掘で生じた、深刻な環境破壊を伝えるドキュメンタリー番組を見ました。

その番組は、絶句するほどの甚大な被害を明らかにしていました。

ウランというのものは、純度の高い一部のものしか、役に立たない(原発などに使用できない)のです。

ごく一部の使えるウラン以外は、鉱山の近くに垂れ流し状態です! 本当に驚きました。

(多くの人が知った方がいいと思う内容なので、そのうちに別のページで詳しく紹介しようと思っています)

こうした事実を知るにつれて、「出来る限り鉱物資源は採掘しないほうがいい。リサイクルして繰り返し使えるならば、これほど素晴らしい事はない。」と思うようになったのです。

どうでしょうか、日本の皆さん。

文中にあるとおり、現在は『小型家電リサイクル法』の導入を決めた自治体は3割に留まっています。

この割合をもっともっと増やして、資源をどんどんリサイクルし、環境破壊を減らして住みやすい地球にしましょう。

日本は、リサイクル技術では世界でも先行しています。
決意をして、さらに進んだリサイクル社会を創り上げましょう!

そして、その技術を公開して広め、世界の環境破壊を食い止めましょう。


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