神
思い出すことの10番目は、これだ。
『生命は永遠である』
ニール
ほとんどの宗教は、そう教えていますね。
ロシター・W・レイモンドという作家は、「生命は永遠で、愛は不滅だ。死はただの水平線にすぎない」と言っています。
彼は、あなたのメッセンジャーだったのですね。
神
1つだけ、はっきりさせておこう。
あなた方は、誰もが私のメッセンジャーだよ。
あなた方は皆、自分の人生を通じて、生命についてのメッセージを発している。
問題は、「あなたはメッセンジャーか」ではない。
「あなたは、どんなメッセージを送っているか」だよ。
ニール
「生命は永遠である」というのは、特にはっとするものではないです。
神
だが、その意味の深さを考えれば、はっとするはずなんだよ。
生命が永遠であると信じられれば、あなたは2度と死を恐れないはずだ。
問題は、知っている事を「信じるかどうか」だ。
あなた方にとっては、一番すばらしい真実を信じる事が、いつも一番むずかしかったのだよ。
死についての真実は、一番すばらしい真実の1つだ。
ニール
信じたいと思っていますよ。
「真実であってほしい」と願っています。
神
ほら、あなたはもう真実かどうかを疑っている。
ああ、信仰うすき者たちよ。
それが真実かを疑う時、あなたは「自分自身」を疑っているのだという事が分からないのか?
自分の魂の中に発見した真実は、他人からどう思われても捨ててはいけない。
あなたの真実が、他の人の真実でなくてもいいのだ。
ニール
この対話を通じて理解した事は、私の真実です。
神
それで充分だ。
自分の真実と触れ合っているというのは、とても力強い。
この対話を読む人は、自分の真実と触れ合うだろう。
この対話を読む人は、この対話を創りだしている。
あなたが、この対話の次の展開を生み出している。
ニール
それって、分かりにくいんじゃないかなあ。
読者が最後のページをめくれば、結末が書いてあるんですよ。
神
少し前に話したように、本はすでに存在しているが、あなたが見るまでは、あなたの現実の中では存在しない。
(これについては、『あらゆる状況と結果が、たった今ここに存在する』に書いてあります)
あなたが創造した何もかもが、すでに存在している。
すでに存在しているからといって、あなたが創造したのではないという意味ではない。
あなたは、「自分が創造した事に気付いていない」だけだ。
(『神へ帰る』から)