YouTubeの私のチャンネルに、新しく動画をアップしました。
動画といっても全編語りのみで、かなり地味です。
今回は、DTMの音楽作りの話と、次回作の発表をしています。
短いので、聞いてやって下さい。
この動画になります。
一人語りをYouTubeに投稿するのは2回目なんですけど、オーディオインターフェースをUR22Cに変えたのもあって、声質が前回よりも明るくなってます。
前回の投稿の時、自分の声を聞いていて、「声質が暗いなあ」と思ったんですよね。
このままではいかんと思い、発声や歌の本を読みました。
そこで得た知識を活用して、今回の録音では声を自分なりに改善しようと試みました。
声の感じが明るくなったので、それなりに成果が出たと感じてます。
この動画の録音中に気付いた事があります。
それは、意識せずに普通にしゃべると、セリフの最初は力強くてはっきりしているが、後になるほど力が無くなり聞きづらくなる、という事です。
録音すると、必ず再生して自分で確認するのですが、いつもセリフの最後が尻すぼみになっているのに気付きました。
考えてみたら、それが自然なんだろうなと思いました。
人間は息を吸い込んでから話し始めて、話すとどんどん息が出ていくじゃないですか。
だからセリフの後になるほど、弱くなるのが当たり前です。
ただし、それだと相手が聞き取りづらいので、日常会話ならばいいけど、多数を相手に語る時だとマズイですよね。
そう思ったので、どうすればいいか考えたのですが、一番良いのは、長いセリフでも安定した声量で話し続けて、最初から最後まで声が安定している事でしょう。
これをするには、意識して話さないと無理です。
その事に気付きました。
友達と会話する感じで録音し、そのまま投稿している人もかなりいるのですが、それだと私としては聞きづらいと感じているので、工夫したい所です。
それでとりあえず、セリフの最初は弱めに、セリフの最後は強めに発音してみました。
それが今回の語りなんですけど、ぎこちなさが出てますね。
とはいえ、何も考えずに話す時よりもずっと良かったです。
役者とかアナウンサーは、訓練しているので自然に、安定した声量でずうっと行けるのでしょう。
そういう熟達者のしゃべりを聞く機会が多いので、それが当たり前だと誤解しがちですが、実際のところ声量を一定に保つのはかなり難しいですね。
修練なしに出来るのは、話好きでしょっちゅう人前で大声で話す人に限られると思います。
私は本質的に無口な人間なので、しゃべる訓練が全く進んでません。
今から1から行くしかありません。
定期的にYouTubeに一人語りをアップする予定なので、トレーニングして徐々に声としゃべりを磨いていこうと思います。
あと気付いたのは、台本があったほうがいいのではないか、という事です。
台本があるとそれに頼って棒読みになり、つまらなくなると考えてましたが、どうやらその逆だぞと気付きました。
前述のとおり、録音している途中で、セリフの最後が弱くなり尻すぼみになっている事に気付きました。
それで一番最初から録り直したのですが、ある程度まで録音していたので、セリフはすでに録音したものと同じにしたのです。
するとセリフが決まっているので、意識を声量とかニュアンスに持っていけて、聞きやすい声で話せました。
プレイバックしてみても、「全然違うな」と。
なんとなく、台本があるよりもアドリブで話すほうが、軽快だったりリラックスしたものになって、良い出来になると思ってました。
しかし録音に入ってみると、話慣れてないのでアドリブが全然きかず、すぐに詰まって録り直しの連続です。
今回の録音も、3分半くらいの長さなのに、上手く話を進められず、3時間も収録にかかりました。
だから、「台本があったほうが良さそうだ」と改心しました。
次は軽度の台本を準備してみようと思います。
一工程が増えてしまいますが、そのほうが全体の作業時間は短くすむかもしれません。
色んな動画を見ていると、セリフが詰まったり、同じ事を繰り返して話しても、全然気にせずそのまま投稿している人もいます。
編集が要らないし、かえって時間は長くなり再生時間を稼げるので、OKだと判断しているのでしょう。
でも私の場合、性格的に、ダラダラと話すものを投稿するのが許せないのです。
YouTubeとかニコニコ動画って、どちらかというとダラダラ行くのを楽しむ文化があり、生配信なんてその最たるものです。
ダラダラ行くのも全然アリで、ダラついたものだろうが気にせず毎日投稿するほうが、練り上げたものを週1とか半月に1回とかで投稿するよりも、視聴者を増やせます。
それは色んな動画を見て再生数を確認すれば、明らかです。
分かってはいるけど、どうもダラダラしゃべりの文化に馴染めません。
私は、世間話とか雑談が苦手なんですよ。
そんな性格なので、必要以上に編集してしまうし、今回の録音ももっと話せることがあるなと思いつつ、短くしてあっさり終わる形にしました。
まあ、続けているうちにYouTubeやニコニコ動画の水に慣れて、気張らずにダラっと話せる日が来るかもしれません。
現状だと、少しでも間延びしたら、カットしたり録り直したりしてます。
そういう意味では、時間が限られているTV番組みたいな感覚でやっているのかもしれません。
音楽を作る時もそうなんですけど、短く仕上げようとする癖が、私にはあります。
昔のレコードの時代は、収録時間に制約があったので1曲を3分や5分にまとめるのが良いとされてました。
私が聴く音楽はその時代に作られたものが多いので、その感覚が体に染みついているようです。
YouTubeとかニコニコ動画は、レコードとかテレビの時間感覚と真逆ですね。
制約を作って短くまとめるよりも、無駄を入れて楽しんだり、ダラダラやって再生時間を伸ばすテクニックがあります。