缶のリサイクル 大幅な省エネになる

(『地球環境にやさしくなれる本』から抜粋)

「リサイクルの優等生」と言われているのが、アルミ缶のリサイクルです。

原料のボーキサイトからアルミ缶を作るには、大量の電気を使用します。

しかし、リサイクルでは電気をほとんど使わず、97%もの省エネになるのです。

2004年度のアルミ缶リサイクルでは、原料から作った場合に比べて52億kWhの電力を節約しました。

これは、1700万世帯が1ヵ月に使用する電力量に相当します。

アルミ缶のリサイクル率は向上してきており、2004年には86%に達しています。

62%が再びアルミ缶になり、残りは日用品などの材料にされました。

スチール缶のリサイクルも、大幅な省エネに繋がります。

スチール缶は、鉄鉱石から作るよりもリサイクルした方が、75%も省エネになります。

2004年のリサイクル率は、87%です。

同年にリサイクルされたスチール缶は80万トンで、鉄鉱石を130万トン、石炭を41万トンも節約できた事になります。

(2014年7月18日に作成)


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