(『地球環境にやさしくなれる本』から抜粋)
日本全国で1年間に出るゴミは、どれくらいなのでしょうか。
2003年度では、家庭から出たゴミは3466万トン、事務所から出る事務系ゴミは1695万トンでした。
工場などから出る産業廃棄物は、4億1200万トンも出ました。
資源としてリサイクルされるゴミは、どれくらいなのでしょうか。
2003年度では、市町村の場合、リサイクル率は16.8%でした。
約6分の1が、リサイクルされています。
リサイクルされる量は、紙がダントツで、全体の35%を占めます。
(紙ゴミは量が多いので、リサイクルされる量も多くなります)
ビンなどのガラスは13.7%を占め、プラスチックは6.8%、ペットボトルは3.3%です。
ゴミ全体から見れば、まだまだリサイクルされない方が圧倒的に多いです。
それに、リサイクルするのにもエネルギーを消費します。
ですから、大量生産・大量消費の社会を変えない限り、真の問題解決にはなりません。
そして、社会を変えるには、一人ひとりが考え方や生き方を変えなければならないのです。