YouTubeの私のチャンネルに、「Estrellita」(エストレリータ)をクラシック・ギターで弾いて発表しました。
このところ連続で、ソロ・ギターの演奏を発表しています。
「Estrellita」は、美しいメロディをしている曲で、多くのミュージシャン(特にクラシック系の人)が演奏しています。
クラシック・ギターでの演奏も、多いです。
私は、他の方のバージョンはあまり参考にせず、自分の頭にあるイメージを大切にして、ジャズのハーモナイズ(和声付け)の技法を使って、自分でアレンジしました。
ゆったりしたリズムを取り、メロディとコード(和音)の流れを活かしたアレンジにして、丁寧に弾きました。
この演奏です。ぜひ聴いてみて下さい。
ここからは、この曲「Estrellita」についての細かい話とか、録音時のことを書きます。
まずこの曲を知った経緯なんですが、だいぶ前の事で、花總まりという役者の独唱を聴いて、「良いメロディをしているなあ」と意識しました。
当時、花總まりさんは宝塚歌劇団の雪組におり、レ・シェルバンというショーの一場面で歌いました。
私はこの公演を宝塚まで観劇に行っており、それは宝塚歌劇団を初めて観に行った時でした。
その思い出はこちらのページと、こちらのページに書いています。
長文なので、2つに分かれてます。興味があれば読んでみて下さい。
レ・シェルバンは、宝塚歌劇団の無数にあるショーの中でも傑作なので、ビデオで発売されてから何度も見たんですよ。
見ているうちに、「Estrellita」の花總まりバージョンが、どんどん頭に刷り込まれました。
そういうわけで、今回の私の「Estrellita」は、花總まりバージョンをかなり意識していて、それをソロ・ギターで私なりに再現したものとも言えます。
「Estrellita」は、どうやら元々はヴァイオリニストのヤシャ・ハイフェッツが取り上げて、それで有名になったようです。
ヤシャ・ハイフェッツというのは、ヴァイオリンの神様みたいな人で、私は「史上最高のヴァイオリニストの一人」と思ってます。
彼のレコードを何枚か持っていますが、素晴らしいの一言です。
そんな凄い人が、自分でアレンジして演奏し、それがきっかけで世界中で演奏されるようになったらしいです。
今回、参考としてハイフェッツのバージョンも聴いてみました。
当然すごいのですが、メロディの一部では、やや音程を曲げていますね。
それが気になりました。
あとは、オクターブ上げて同じメロディを弾き、盛り上げる工夫もしています。
クラシック・ギターだと音程を曲げて演奏するのは難しいし、オクターブ上げてメロディをくり返すのも指板が足りなくて厳しいので、ほぼ参考になりませんでした。
そんなわけで、アレンジは1から自分でしました。
花總まりのバージョンを意識しつつ、私の身に付けたジャズのアプローチを使ってアレンジしたのですが、完成してみたら雰囲気が、昔のヨーロッパの琴で弾いた演奏みたいな、謎の雰囲気になっていると感じました。
前回の「Kindesalter」と同じく、432ヘルツという低めのチューニングで弾いたのですが、それが昔っぽさに繋がったのかもしれません。
かなり間というか、休符を入れる形で演奏したので、それが琴みたいにポロンポロンしていると思えるのでしょう。
そういう仕上がりになるとは思ってなかったのですが、完成してみて、けっこう気に入ってます。
右手の指弾きですが、コード(和音)を弾く時、4声までならば親指~薬指まで使って、1声を1つの指で弾けます。
しかし5声以上になると、指が足りなくなるので、親指で全部の弦をボロンと弾くことになります。
これがかなり難しくて、親指でボロンと行った時に、全ての音をバランス良く出すのが、激ムズでした。
総じて、音量をイメージ通りにコントロールするのに苦労しました。
録音におけるマイクの位置、ギターとの距離、マイクの入力レベルについては、だいぶ掴みました。
前回の「Kindesalter」は、初めてのクラシック・ギター録音だったので、まともな音に録れるまでの距離等の把握作業が大変でしたが、慣れてきたのでそこの苦労は減りましたね。
現状では、生の音と、録音した音には、まだかなり乖離があります。
完成してみると、それなりに聴けちゃうのですが、やはり録音の過程で音はだいぶ変質してます。
もう少し、音を生演奏そのままで録りたいんですよね。
さて。
次にYouTubeに発表するものですが、制作を始めている寺岡呼人さんの曲「Beautiful days」の、制作中の音を公開し、「こんな感じにアレンジして作ってます」と報告しようと思います。
この曲は、完成まであと1ヵ月くらいかかるかもしれません。
だからその途中で、制作の中間報告みたいのを入れてもいいかなと思いました。
YouTubeを見ていて、「ここで活動するには、話術を上げないと厳しいな」と感じるようになりました。
自分のこれからを考えた時に、話術があったほうが良い場面も出てきそうだし、しゃべりメインのものもYouTubeに出して、徐々に鍛えていこうと決めました。
そんなわけで、チャンネル登録をして待ってもらえると嬉しいです。
最後に余談ですが、花總まりさんの近況を見たところ、公演中の舞台演劇「おかしな二人」が、体調不良者が出て途中で中止になってました。
おそらく主演の花總さんか大地真央さんのどちらかが、体調不良で公演が難しくなったのでしょう。
最近は、体調不良による公演中止や、芸能人の活動停止が増えています。
その原因の考察は、ここではしませんが、気になる状況ですよね。
花總まりさんが元気ならば良いのですが。
花總さんというと、長く続けていたアメーバ・ブログを、つい先日に終わりにしたのも気になってます。
彼女は芸能活動を再開した時から何年も、アメーバ・ブログで主に情報発信してました。
それが途中からインスタグラムでも情報発信を始めて、徐々にインスタがメインとなり、アメーバ・ブログの方はインスタからコピー&ペーストするだけとなって、ついにアメブロは更新終了となったわけです。
私はインスタをやっておらず、アカウントも持ってないので、彼女の記事を全く見られない状況となりました。
正直なところ、インスタを皆がやっているわけではないし、アメーバ・ブログに同じものを上げるのは、やっておいた方が良いと思うんですけどね。
アメーバ・ブログならば、アカウントを持ってなくても見られるので。
私はツイッターをやってますが、フェイスブックとかインスタグラムとかティックトックとか、ごちゃごちゃ色んなのがありすぎる気もしますね。
どれかが潰れるのかと思いきや、意外に生き残っていくので、どんどん選択肢が増えていきます。
こうなると、自分の登録者を維持するのも大変なのではないでしょうか。
一方では、ブログもまだ生き残っているし、YouTubeやニコニコ動画といった動画サイトもある。
凄い時代になりましたね。